- 2歳~6歳
モンテッソーリ教育の場で人に礼儀正しく接する事はとても大切な事です。これは人への思いやりや、社会生活のルールへとつながっているからです。
小さい子ども達はまだ何が善悪か判断ができません。部屋を走りまわることも、ドアを強く閉めることも善悪の区別で行っているわけではありません。では子ども達はどのように礼儀作法を学んでいくのでしょう。
2歳~6歳は『礼儀と作法の敏感期』に位置付けられています。子どもは本能的にどのような所作が心地良いものか理解しているので、美しく穏やかな所作を好みます。
モンテッソーリ教師は常に子どものロールモデルになるよう所作を見せます。子ども達が乱暴な行動をした場合には、礼儀正しい行動を見せてどのような所作が必要だったかを伝えます。このような繰り返しを通じて「挨拶」「傾聴」「話し合い」「物の扱い方」など社会生活に必要な礼儀作法を学んでいくのです。