モンテッソーリ教育とは、イタリアで最初の女性医師 マリア・モンテッソーリによって開発された教育方法です。子どもには自らを成長させる力(自己教育力)があり、発達に適した環境下でこそ能力が発揮できる というのがモンテッソーリ教育の考え方です。
モンテッソーリ教育の場では1人ひとりが興味を持った事を探求できる自由が許されており、子どもは自主的に環境に関わることで学習し成長していきます。
マリア・モンテッソーリ(1870~1952)
- 1870年 イタリア アンコナ州で誕生
- 1890年 ローマ大学に入学 医学部に進学
- 1892年 医学部に進学 精神障害や知的障害の研究
- 1896年 医学部を主席で卒業
- 1907年 ローマ サンロレンツォ地区に
『子どもの家』を設立 - 1909年 モンテッソーリ教育の最初の本を出版
- 1931年 マハトマ・ガンジーと出会う
- 1937年 平和のための教育を講演
- 1939年 インドに移住 7年滞在
- 1950年 ノーベル平和賞の候補に挙げられる
- 1952年 ノルトベイク アン ゼ―で死去
マリア・モンテッソーリはが生まれた時代はまだ女性の権利が弱く、女性が学校に入学できるようになり始めた時代でした。優秀なモンテッソーリは1890年ローマ大学に入学。卒業後は大学付属の精神病院で知的障がい児の治療教育に携わります。感覚を刺激することによって知能が向上するというモンテッソーリの治療教育は大きな成果を上げ、イタリア教育界・医学界に衝撃を与えました。
1907年1月にはイタリアのサンロレンツォ地区に低所得者向けの保育施設『子どもの家』を設立。「教育の主体は子どもである」という理念のもと、今までの研究成果を生かした教育が健常児に対しても提供されるようになりました。子どもの家での成果は周りを驚愕させモンテッソーリの名が世界中に広がりました。
1931年マハトマ・ガンジーと出会い、平和に対する思いはモンテッソーリの心に大きな影響を与えました。晩年は世界平和と子どもの尊厳を訴える活動を世界各国で行い、1950年にはノーベル平和賞の候補にもあげられています。
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