言葉の敏感期にいる子どもを対象とした分野です。
言葉の敏感期は2期に分かれており、活動内容も異なります。
・7か月の胎児期から3歳前後 - 話しことばの敏感期
・3歳半~5歳半 - 文字に対する敏感期
話しことばの敏感期
話しことばの敏感期には聞き取ったことを全て吸収するため、正しいことばをゆっくりと話す必要があります。また子どもは感覚器官を通し動きを伴いながら学んで行くため、実物を扱いながら名前を伝えるのも効果的です。
話しことば
・実物あわせ(実物と絵)
・絵カードあわせ
・絵本の読み聞かせ
・ことばあそび
・感覚教具の名称練習
等
文字に対する敏感期
3歳くらいになると文字に対する敏感期がやってきます。今まで声で発していた言葉がどのように書かれるのか興味を持つ時期です。この時期に書く環境を設定すると子どもは楽しくなり、時間を忘れて書き続けます。また読む事にも興味を持ち始めます。ことばにはそれぞれ役割がある事(文法)が分かるようになると自分でも文を書けるようになりますし、その後の文化教育でも様々な文章が読めるようになります。「この年齢で文法を学ぶのは早い」というのではなく、興味を持った時期が学習に適した時期です。
書きことば
・書き方
書き方の関節準備 - 音節あそび
書き方の直接準備 - メタルインセッツ 砂文字盤 文字ならべ なぞり文字 等
書き方の完成 - 清音・濁音・半濁音の紹介 特殊音節の紹介 等
・読み方
単語を読む - 物と名前カード 小さいバスケット 絵カード合わせ 等
短文を読む - 赤いカード遊び 等
文章を読む - 絵本を読む 科学的に分類された絵カード 等
文法
・品詞の機能
名詞/形容詞/動詞/助詞の役割とシンボル
形容詞のゲーム
名詞と形容詞のカード合わせ 等
文章構成
・主語と述語
主語・述語・目的語さがし
文の分析